2009年7月31日金曜日

田舎に泊まろう的なこと。パート4

何だかんだ飛ばしてしまった話の続きです。
ちょっと飛んでしまったので、前回までのあらすじ。

屋久島で壊れたキャリアを買うために、
本島へ戻り、自転車屋に向かった。
そこで知り合った自転車好きのご家族。
車で薩摩川内市まで送っていただき、
何故か食事をご馳走になり、
何故か温泉に連れていってもらい、
泊めていただくことになったのだが・・・。

※詳しくはパート1パート2パート3をご覧下さい。


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サイクルトレーナーが組みあがった!
早速お父さんが、試乗を始めようと、自転車を取り付けにかかるが、
なかなか上手く出来ないようだ。
こういう時、僕はまったくの役立たずなので、大人しくその風景を見守っていた。
もちろん、その一番下の女の子の質問は続いている。
「一番の想い出は?」「今の気持ちは?」「好きな人は?」「好きなタイプは?」・・・。

と、取り付けが出来たようだ。
早速、お父さんがシューズを履いて試乗を始めた。
梅雨時だったこともあり、「自転車乗りたいシンドローム」の患者だった。
久々の自転車。楽しそうに乗っている。

それを見た三男と四男が「乗りたい!」とせがむ。
さすがお父さん。少しして自分の病気を克服し、息子に譲った。
まるで、自転車部の監督のように三男に言葉をかけながら、
試練を与える。
若いだけあって、ものともしない。
が、急な運動だったので、少ししたら疲れが出始めたのか
割と短時で終了した。

末っ子の質問タイムも終わった。
いやー、新鮮だった。もう一人妹が出来た気分です。
「自分のことだけ話してもなんかつまらない!」と思い、
彼女に「あなたのことも書いて、僕にちょうだい。帰ったら手紙書くから!」
と言うと、「うん!」嬉しそうに自分のことを書き始めた。

僕も乗ってみたかったので、乗せてもらった。
こぎ始めてすぐに、いつもと違うことに気が付いた。
とにかく熱い。
道路で走るのとは違い、一箇所に留ってこぎ続ける。
風がないのだ。そりゃ、熱いですよ、お父さん笑

せっかく気持ちよく温泉に入ったから、汗をかきすぎる前に
四男と交代した。

小学6年生の彼にはお父さんの自転車にはまだまたがれない。
が、さすが自転車好きの一家だ。
四男専用のロードバイクがあるのだ。
トレックのディスカバリーチャンネルモデル。
※四男が何度も言ってた。相当気に入ってんだな。

すぐに取り付け、スタートした。
どんどんこいでた。
彼も自転車好きなんだな。


末っ子が自分のアドレス帳を書き終え僕に渡してくれた。
僕は「手紙を送るから返事を書いてね!」と約束をした。

つづく・・・。

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ってか、これいつまで続くんだろ笑
終了までしばらくお付き合いくださいね!!

整理整頓を実施します。

ある程度、旅の記録を書き終えた段階で
整理整頓を実施します。

投稿の時系列がバラバラなので・・・。
実施日は未定です。。。

早くまとめたいですな。

2009年7月29日水曜日

マイヨのことですが。

マイヨジョーヌ。毎夜情悩。
シトシト雨が続く。俺の悩みは終わらない。

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先日、交通事故に遭いました。


自転車(僕)対自動車

直線の見通しの良い道路。
自宅駐車場から出てきた自動車とぶつかった。

自転車はその場で倒れ、
僕は吹っ飛んだ。一回転。
アクロバティックなプレイは高校時代のサッカー以来。

倒れた衝撃と衝突の衝撃で
色んな物がその場に散らばった。

人生で初めての交通事故だった。

激痛はあまりなく、
頭を打った記憶もなければ、
大怪我というほどの怪我はない。
※もちろん、事故後すぐに病院へ行き、今も一応通院中です。


あれから五日。
僕は一つの悩みを抱えることになった。
自転車をどうするか。
激しい事故ではなかったけれど、
自転車の各部が曲がってしまった。
すぐに診てもらった。
『修理できないことはないけど、買い換えた方が安いだろう』との判断。

修理か買い替えか。
一緒に屋久島に行った愛車だ。
もちろん修理して、乗りたい。

加害者さんは当然任意保険に入っているし、
賠償として自転車の定価の95%のお金を支払ってくれる。
同じ自転車、または、同等クラスの自転車に買い替え。
使えるパーツはそのまま使い、同等クラスのフレーム・パーツに変えて修理ならなんとかなりそうだ。
※この賠償が妥当なのか少し気になるところですが・・・。

『果たしてそれでいいのか?』と考える。

完成車で購入したとはいえ、買い換えたら、同じということはない。
気持ちが違うのだ。
※ワンピース ウォーターセブン編をご参照ください。

『だったら、同等クラスの違うチャリに買い変えるべきだ!』
『それなら、いっそのこともっと上のクラスの自転車にしたらどうだ?』
『フレームオーダーって手もある』
『あの自転車のデザインが好きなんだろ?』
『だったら、イタリアのmasiの工房にオーダーは?』
『日本の工房も良いとこあるよなあ!?』

あーーーーーーーー!!!!
決まらない。

事故で愛車に乗れなくなったことは残念だが、
それで自分の歩みを止めるのは違う。

一年前に自転車が僕を変えてくれたように、
また一つの転機を自転車が作ってくれたんだと思う。

後から『間違ったな。』と思うような選択だけはしないように。
真ん中で考え、決めなければならない。

2009年7月28日火曜日

上には上がいて。

自転車で日本一周した人は数知れず。
日本人女性で初めてアフリカ一周した人もいれば、
世界を一周した人もいる。
ママチャリで世界を走り続ける信じられない人もいる。

自転車競技の選手に至っては赤道を何週したんだ?
というくらいトレーニングしているだろう。

そうかと思えば、自転車で時速200キロ以上(瞬間最高スピードかな?)を出したとんでもない人もいる。



世界は広い。

広い。

確かに広い。

広いんだけど。

上には上がいるけれど。

それがどうした。

上にも誰かがいて。
下にも誰かいる。

そんな序列
角度を変えたら、
横一線にしかならない。

見る位置変われば一番なんてすぐ変わる。

色んな人が
色んな世界で
色んな世界を持って
色んなこと考えて
色んなことしてる。

だから、楽しいんじゃないか。

2009年7月27日月曜日

狭い、広い。

西日本を走った。

距離感が変わった。

今まで遠いと思っていた土地も今はそうは思わない。

少しわかった気がする。


『世界は狭く、そして広い。』

知らない道、知らない土地、知らない歴史、知らない人、、、
知らないことは数知れない。

それを一つ知ることで、何か一つが失われ、

自分の中の何かが一つ変わっていく。

そうやって、人は変わっていくんだろう。


知ることに限界はない。

自分の気持ち一つで、世界は狭くもなり、広くもなるのだ。

大きな世界を俺の心の中に作りたい。

2009年7月24日金曜日

道路を使う全ての人々へ。

自動車もバイクも自転車も歩行者も。
一輪車も竹馬も。
スケボーもエクスライダーも。
何をするのでも。
道路は危険です。

相手を思いやる。

チャリストはチャリストなりに。
ドライバーはドライバーなりに。

自分以外のことに気を使おう。


『自分の身は自分で守る。』

これには加害者にならないって意味も
含まれているということだと理解するべきだ。


屋久島まで行って帰った愛車は廃車。

残念だ。

生きてるから言える。

『自分の身は自分で守るしかない。』

2009年7月23日木曜日

読むのを避けていた作品を読む。

友達が貸してくれた。
読まなかった理由がわかった。

似てんだよ。

言いたいこと。
書きたいこと。
やりたいこと。

なんとなくわかる。

だから、読みたくなかったんだよな。


本は色んなことを教えてくれる。
経験は色んなことを教えてくれる。

色んなことを知りたい。
色んなこと、知りたくない。

知っているから出来ることがある。
知らないから出来ることがある。

2009年7月22日水曜日

負け惜しみ?

屋久島にいたのはつい20日程前だ。
『何故皆既日食までいなかったの?』とたびたび聞かれた。
当然いたら、とても素敵な体験が出来たとことは想像に難くない。

色んな問題があった。(主に生活費だけど笑)
戻りたい理由があった。

だから、島を出た。


皆既日食を見るために屋久島へ入った人は皆既日食だけが目当てなのだろうか?
屋久島一周(もちろんチャリね)、縄文杉、千尋の滝、大川の滝、海岸、温泉
ヤクスギランド、白谷雲水峡、ガジュマル、スキューバーダイビング、シュノーケル
ぱっと思い付くだけでもこんだけある。
これだけやろうと思ったらとても1週間じゃ足りない。



屋久島到着時には曇り空だった。
「よし、一周しよう」と
昼ごはんを食べて、
出発したら晴れだした。
気がつけば晴天になった。



100キロちょっとの道のり。
けして平坦な道ではなかったけれど、
気持ちよく走れた

あの景色を見て、
他に何を望めばいいだろう。
欲をかいてはいけない。
無理をしてはいけない。

それはとても贅沢な経験だった。

それで十分じゃないか。

2009年7月21日火曜日

調べたよ。自転車に乗る人。

昨日書いた自転車乗りのことを少しネットで調べてみた。

・チャリダーに比べ圧倒的にヒット件数が少ない。
・チャリストと名乗っている人もいる。
・チャリダーは広意義


チャリダー
wikipediaより。

これによると俺はサイクリストよりチャリダー寄りだ。



が、やっぱりチャリストがいい!!!
旅するチャリスト。
うん。
これがいい。

2009年7月20日月曜日

自転車に乗る人

バイクに乗る人を『バイカー』、『ライダー』とか言うように、一般的に自転車に乗る人を『チャリダー』と言うそうだ。

でもさ、チャリダーって響きはカッコ悪くないか?
確かに言いづらいし、なんかスマートじゃない印象。

改めて考えても、ライダーと比べ、チャリダーは言葉の響きと意味に差がある。
『仮面ライダー』と『仮面ノリダー』のようなものだ。
ライダー→ライドする人
ノリダー→ライダーを捩った造語

※『捩る』には風刺や滑稽を狙う意味がある。

チャリダー。。。
自転車に乗ることは造語でしか表現出来ないことか?
いや、違う。
出来るはずだ。

※そもそも、チャリという言葉自体が造語のような言葉ではあるが、、、僕達の世代では確実に市民権を得た言葉だろう。

では、何と表現すれば良いのだろうか。

・ライダー=ライド+er
・バイカー=バイク+er
これらの言葉に倣うならチャリダーではなく、『チャリ+er=チャリヤー』と表現するべきだろう。

しかし、これもしっくりこない。うーん…。と、悩んでいた。
そんな時、数少ない自転車仲間がある言葉を生み出した。

『チャリスト』

良いじゃない!
『○○+ist』
ギタリスト、ベーシスト、アナーキスト、サイクリスト、、、
『チャリスト!』

これ、かっこいいよ!


というわけで、『チャリダー』改め、これからは『チャリスト』として、その名の普及に力を注ごう(笑)

せっかくだし、いっぱしの、一流のチャリストになるための心得も考えなきゃな!

2009年7月19日日曜日

勝手に歌詞変えて歌ってたな笑



一人ぼっち恐れずに生きようと夢見てた。
寂しさを押し込めて強い自分を探しに行こう。

カントリーロード
この道ずっと行けば、あの街に続いてなきゃ困ります。
カントリーロード

どんなにくじけそうな時だって、
決して涙は見せないで。
心なしが走るのが速くなっていく
思いで消すため。



「耳をすませば」で聞けるカントリーロード。

2009年7月18日土曜日

愛車と荷物と・・・。




たまには、愛車と荷物の写真でも載せようか。

こうやって改めて見ても、クロモリ、鉄のチャリが好きだな。
雑な自分の性格にも合ってるし笑

田舎に泊まろう的なこと。パート3

「温泉が好き」
旅の途中、休憩を兼ねてよく立ち寄った。
※日帰り温泉施設には大体休憩室があるので、そこで小一時間程、昼寝をした。
何故か自転車をこいでいる時、眠くなるんだよなあ~笑


そんな話をしていたので、当然「みんなで温泉へ行こう」という話になった。
近所の温泉へ、お父さん、息子2人、娘一人と僕。
総勢5人の日帰り温泉ツアー。

お母さんに送ってもらい目的の温泉に着いた。

5人で並んで体を洗い、みんなで湯船につかった。
なんか家族の一員になったみたいだ。

風呂上りにロビーで涼んでいるとまたしても・・・
「ビール飲む?」ときた!
「いやいや、もう大丈夫です!」と言ったが、もう缶ビールを買っていた笑
で、また、ご馳走になった。
断ったけど、、、、
やっぱりビールはうまい。
風呂上りのビールってこんなにうまかったか!?笑

しばらくすると、お母さんが迎えに来てくれて、また車へ乗り込み自宅へ戻った。


食事中や車中、温泉で時々話題になった物があった。
それはサイクルトレーナー。
家の中でマイ自転車に乗ってトレーニングが出来るマシンと表現すればいいのかな!?

それが届いたそうで、温泉から帰ったら組み立ててみんなで試そうと張り切って帰った。


酒飲んで、温泉入って、トレーニング!?
今考えたら、絶対順番逆でしたね笑

到着すると早速組み立てにかかる。
僕はのんびりソファーでくつろがせてもらい、光景を眺めていた。

と、横へ一番下の女の子が「これ書いて」と紙を渡された。
アドレス帳?
小学校の頃や中学の頃女子が良くやっていたあれだ。
久々に見た。

そんな彼女の行動が初々しく、純粋で、可愛い。

が、右手が少ししびれていて、字がまともに書けそうになかった。
「質問してくれたら答えるから、それを書いて!」とお願いした。

その間も組み立ては進んでいる。

質問が始まった。
「名前は?」「住所は?「電話番号は?」
一つ一つ答えていく。
わからない漢字は教えてあげて、着実に進んでいった。
組み立ても完成に近づく・・・。



続く・・・。

2009年7月17日金曜日

田舎に泊まろう的なこと。パート2

「今から、家にいる子供も連れて、食事に行くけど、
せっかくなので、一緒に行かない?」と誘っていただいた。
もちろん快諾した。

車中で話していると、どうやらこのご家族。
お子さんがたくさんいるようだ。
話を聞いて計算すると子供が5人!
男の子4人、女の子1人
びっくりした。

そして、自宅に着き、息子さんを連れて食事に行った。

朝は軽食。
昼間は水とアメ、オニギリ、パンなどササっと食べれるものばかり。
夜はスーパーの半額弁当。(チキン南蛮弁当は何回食べたか・・・笑)
そんなのが当たり前になっていた。
一食500円出すことは完全に贅沢だ。
メニューを見るとどれもご馳走に見える。
どれも大体1000円~。。。
「たまには良いか!」と刺身定食を頼む。
各々食べたいものを注文し終えた時、ふと、、、
「お酒は好きですか?」と聞かれ、
うっかり「好きです!」と言ってしまった。
※好きじゃないと嘘をついても絶対信じて貰えないだろうけど笑
「よし、じゃあ、今日は飲もう!生ビール二つ!!!」と追加で注文。


ビールが最初に出てきた。
久々に見た。
ジョッキ。
うまそう。
乾杯をして一口飲む。
うまい。
こうなったらなるようにしかならない。

食事が出てくるまでまた話をしながら過ごす。
ここに来てだいぶ安心してくれたのか、お子さんが話してくれるようになった。
一番上のお兄ちゃんは20歳。
更に年上の兄ちゃんがもう一人出来た気分なのか?
色々と聞いてくれた。

僕もなんだか弟や妹が出来た気分。
20歳近く離れている弟や妹。
それはとても可愛いもんだ。

と、ビールがなくなった僕のジョッキを見て
「焼酎は好き?」と聞かれ、
「いけますよ!」とまたうっかり言ってしまった。

「焼酎お湯割り追加で!」

もうどうにでもなれって感じ笑
「お酒飲んじゃったし、うちに泊まるしかないね!」
もう泊めてもらうしか選択肢がないような気がしてきた。
「あ、祖、そ、そ、そうですね・・。」

食事を終え店を出る。
自分で食べた分は自分で払わなきゃいけない。
と、払おうとするが、
「大丈夫だよ」と言われる。

あまりしつこく言うのも良くない。
早々に諦め、「ご馳走様でした」と言った。

そして、自宅へ向かう・・・。


続く・・・。

2009年7月16日木曜日

野人の絵


というわけで、久々に自分の写真を撮ったので、ちょっといじってアップ!

そういえば、会う人会う人にカメラを持ってないことを責められた。
「もったいない」って。
まあ、そうなんだろうけど。
確かにそうだよ。
写真を撮るのは大好きだし。
けど、本当に自分の撮りたい写真を撮ろうと思うと
自分ひとりでは撮れない。


それに、俺がやってることって観光旅行とはちょっと違う。
一つの手段であって、目的ではない。
これわかってくれるかなあ?

と、強がってみたけど、もって行かなかったことは少し悔やまれる。



ふと、携帯電話のことを考えた。
メール一つで約束が出来る時代。
約束を断るのもメール一つ。
約束が軽くなっていったのは間違いのない事実。


写真もそうだ。

撮りなおせる時代。
撮っても消せる。
一枚の写真が軽くなっていったのは間違いのない事実。


交通もそうだ。
300キロの道のりも数時間で行ける時代。
すぐに行ける。
道のりが軽くなっていったのは間違いのない事実。


記憶もそうだ。

簡単に写真に残せる時代。
記憶で忘れても写真が覚えてくれる時代。
一つの景色を見た記憶が軽くなっていくのは間違いのない事実。


便利な世の中
人が生み出した道具は進化していく。
はたしてそれは人間の進化なのか?
退化なのか?


間違いないのは一つ一つの行動が軽くなっていったこと。
しっかり進まなければ、自分という存在すら簡単に忘れてしまうかもしれない。

だから
自分の力で車輪を転がして行くんだ。



今日はお祝いみたいです(笑)

ここまであまりお酒は飲まずに来ました。

が、今日はお祝いだそうです(笑)

飲みなされ、飲みなされと言われ断ったら、男が廃る!!

乾杯!!

※まだまだ書きたいことたくさんあるので、また随時更新していきます!

2009年7月14日火曜日

銘水に群がる蟻

道路で見かけた日本銘水百選の看板。
旅の疲れを癒すには最高だ。
ここの水もうまい。
冷たくて、優しい口当たり。


今まで湧き水を発見しては立ち寄ってきた。
しかし、ここはちょっと空気が違った。
『町内を走らないでください。』
『迷惑です。』
『迂回してください』
と、いくつもの看板が立っていた。


地元の人に声をかけ話を聞いた。
『伊吹山から流れてくる水だよ。昔はあそこの滝で水を汲んでいたけど、人が多すぎるから、パイプを通して神社の手前で汲めるようにしたんだよ。』と、教えてくれた。


休憩を兼ねて観察してみると、確かに、何台もの車が入れ替わり、何人もの人が各々入れ物を持参して水を汲んでいる。
駐車禁止スペースに車を停めるのは当たり前。
ポリタンクやペットボトルを何個も持参して、汲んでいる。
僕から見たら並みの量ではない。
気付いたら僕のペットボトルまで自分の物だと思って持ち運ぼうとしている。。。


今の日本の習性というか、特徴が良く見えるような気がした。
銘水に群がる大人。
焼酎の水割りを飲みながら『やっぱりここの水は最高だ』と言うのかな。
そりゃ、地元の人も迷惑だよね。


と、悪い方向ばかり考えてしまったけど、きっとこの人々の中にもここの水で救われた人がいるかと思うと、複雑な感情がわいてくる。

どこかで読んだ一節を思い出す。
一枚の葉を見ては、木は見えない。
一本の木を見ると森は見えない。

森を見てる木は見えない。
木を見てると一枚の葉は見えない。
なにものにもとらわれずに見る。
どうやらそれが見るということだ。

元の一節とちょっと変わっちゃったな笑っ

2009年7月13日月曜日

僕のメールアドレス

知り合った皆さん。
これを読んでくれている皆さん。
プロフィールからメール送れるようにしました。
メールはお気軽にどーぞ!!!

海が好き〜!

※タイトルはMr.Childrenのあの名曲のメロディーに乗せて歌うこと。

田舎に泊まろう的なこと。パート1

これは先日本当に起こった素敵な話(俺にとって)
少し話しが長いのでいくつかに分けて書きます。


屋久島でキャリアが壊れ、本島に戻ったら調達しなければと思っていた。
珈琲館のマスターに自転車屋を教えてもらい、まずそこへ向かった。
(マスター!教えてもらった道一本ずれてましたよ!!!!)

大きい店だったのですぐにわかった。
早速、お店へ入る。
『キャリアが欲しいんですが・・・』
『3階にあるよ』と教えてもらい、向かう。
お目当ての商品を見つけレジへ。

レジにはダンディーな男性が娘の自転車を買って手続きをしてもらっているようだ。
レジのスタッフはそれに夢中で俺に気づかない。
しばらく、その様子を眺めていると男性が声をかけてくれた。

少し話をしていると、スタッフが気づき会計をしてくれた。
店の外へ出てキャリアの取り付けにかかる。

先ほど話した男性が、また、近くに来て話しかけてくれた。
不器用な手さばきでキャリアの取り付けにかかる。。。。
『あ!!』
な、な、な、、、、
六角レンチが側溝に落ちてしまった。。。。
どうやっても取れそうにない。
『ここでやっちゃまずかったね』と苦笑い。
スタッフに六角レンチを借りて再度取り付けにかかる。

不器用な僕を見かねたのか男性は手伝ってくれた。
手助けもあって今回は無事取り付け完了!
『今から○○まで行きます!』と話、お別れ。
キャリアに荷物を縛り。『さて、出発!!』

と、思っていたら、さっきお別れの挨拶をした男性がまた声をかけてくれた。

『今から○○まではちょっと遠いから、もしこだわりがなかったら途中まで一緒に車で行かない?』
『エーーーーーーー!!!』

と、言ったものの屋久島で、少しだけ無理をしたので、
『ここはお言葉に甘えて・・・・!』
と、途中まで乗せていってもらうことにした。

車に自転車を積んでもらい、ご家族(奥さん&子供二人)に挨拶をして出発!!!

と、冷静になる。
今の僕は野人っぽい。
髭はボーボー、天然パーマ、日焼け。
これはまずい!
笑顔でどうにかするしかない!!!!
まずは自分は怪しい人間ではないことをアピールしなければ!!!

が、好きなものが共通しているとスムーズにことが運ぶ。
お互いにたまたま自転車屋で会った仲。
車の中で話していると当然のことなのだが、相当な自転車好きのようだ。
いろいろと話をした。
自分の話、ここまでの道のり、、、、
『尾道からしまなみ街道を走って・・・』
『え???あそこ走ったの?どうだった?』
と、突然さっきまでとは違う食い付き。
『実は今年の夏にあそこを走りたいって思っててねえー』と!!!
チャンス到来!!とばかりにあの道の魅力を口下手ながらに伝えた。

すると、『これはもう今晩は家に泊まるしかないね!!』
『ええええ!!!』
いや、見ず知らずの人間を、ましてやこんな汚れちまった人間を。
こうも簡単に泊めていいのかああああ!!!!
と、思ってたけど、断るのもなんか気が進まない。
あいまいな返事をして、話題を変えた。



続く・・・。

鹿児島港ドルフィンポート『珈琲館』

鹿児島港の目の前にある二階建てのショッピングモール『ドルフィンポート』。
そこへ、屋久島に行く前日に立ち寄りました。
一階、二階とぐるっと一周して、最後に、ふと目がとまったカフェ(喫茶店?)があった。
久々に見た好きな雰囲気のカフェ。


外のテラスにもテーブルがあって、桜島が綺麗に見える!
初めて見た。
二階から見る景色はなかなか見応えあります。
桜島へ渡る時間がない俺にとってはとても都合が良い。
怒ってたのか、歓迎してくれたのか桜島は何回か噴火してました笑
この雰囲気。
かなり好きです。


そもそもかなり無計画な旅だから、屋久島の知識が余りにも少ない僕は情報収集を兼ねて、入ることにした。

店内に入ると珈琲の良い香り。
一杯、一杯ネルドリップ(ペーパーもある。)で淹れてる。
これは豆も淹れるときに挽いてるかも!?(未確認)

カフェオレとシフォンケーキを頼んだ。
美味い。


『さて、情報収集!』と、店にある雑誌を読んだり、マスター&スタッフに声をかけ、色々聞いた。気さくに、丁寧に対応してくれた。
『非常食に!』とチョコをもらい(これには屋久島一周中にかなり助けられた!)店をあとにした。


もちろん帰りにも立ち寄った。
僕はまた、カフェオレを頼み、まったりした。
マスター&スタッフは覚えててくれて、『屋久島はどうでしたか〜?』と話しかけてくれた。
なんだろ。この感じ。
行きなれた店に行く感じ。(二回目だけど)
この感じ。とても好き。

緩すぎず、堅すぎず、緩すぎず暖かい。
きっとマスターの人柄なんだろう。
素敵な空間だ。


マスターに最寄りの自転車屋を教えてもらい、『五年以内にまた来ます』と笑いながら約束をし、店を出た。

これがまた次の出会いのきっかけになるとは想像もしていなかった…。


ここの番犬「いちごちゃん」も(本当は隣の店の犬なんだけど笑)この席が大好きみたいです。

帰った俺を歓迎してくれました!?

2009年7月7日火曜日

帰るまでが旅。

7月5日12時のフェリーに乗り屋久島を出た。
『バイバイ、屋久島。また来ます。』と一礼。


旅の折り返し地点と位置づけた屋久島。


鹿児島に屋久島に来た頃から楽しいことが続いた。
白谷雲水峡で4日の宿で一緒だった人と偶然再開したり、観光センターで話したなんか良い雰囲気の兄ちゃんは皆既日食までいるそうだ。

また辛い時も来るだろう。


帰るまでの旅。

自分を好きになれたか?
かっこよくなったか?

自分を見つめ直すことはもう区切り。
ここからは、次の一手、一歩を。考える。

俺に出来ることは何だ?
俺が本当にやりたいことは何だ?


※出来事を書くには携帯からの更新では限界がある。でも、書かなきゃ。
遅れながら、思い出しながら、書いていこう。

2009年7月6日月曜日

屋久島からの出逢い。

�スーパーのおばちゃん
弁当を駐車場で食べてたら話しかけてくれた。
少し屋久島の話をして別れた。

�1日目に泊まった宿のおばちゃん&孫
宿自体はすごく普通の家って感じなんだけど、とても親切にしてくれた。
膝が痛いと話したら、『縄文杉は逃げないから』と行かない方が良いと止めてくれた。
全盛期はまだ。今じゃない。次がある。

�山で会った人
三人の女性が頂上にいた。
そのうちの二人は浜松市から来たそうです。
二人組みの男女
バスがなくなると急いでいたら、『通り道だから、僕達が送ってあげるよ』と言ってくれた。
お言葉に甘えて、送ってもらった。しかも、話すと愛知から来たという。
なんか嬉しかった。


旅ではこういった人の善意を断ってきた。旅だけじゃなく、今までの人生でかなり断ってきた気がする。
『借りを作りたくない』という変なプライドと『本当にそれだけか?』という疑念。
『何様だ?俺は。』
自分じゃ何も出来ないんだから、人の善意、好意を素直に受け取れよ!信じろよ!!


�2日目に泊まった宿のおっちゃん&宿泊客
突然飛び込んだ俺を優しく迎えてくれた。少しすると『ウミガメの産卵を見に行く』と宿泊客の一人と出かけていった…。良いのか?笑

ここは、それで良いみたいですね。いや、それが良いのか。(良い意味で)それで良いのだ。

食堂にもともといたおっちゃんと晩御飯を食堂で食べてたら宿泊客が集まってきた。
福岡、佐賀、神奈川、北海道の宿泊客。

初めは恐る恐る。だんだんと慣れていった。(と思う。)

『もののけ姫の森でこだまが撮れた!』と言っていたから見せてもらったり(最初、本当に〜?って疑ったら見せてくれなかったけど笑っ)、『自転車で愛知から来た』と話せば『北海道一周もしてみて!』とくる。『んじゃ、北海道の宿ね!』とは言えませんでしたけど笑っ

酔ったおっちゃんは『男と女はな…、雄しべと雌しべはな…オスとメスはな…』と下ネタばっかり言ってる笑っ

とても素敵なくだらない時間を過ごせた。(良い意味で)

と、いろんな出逢いがあった。
力をもらった。


チャンスを活かすも殺すも自分次第。偶然同じ場所に集まった人とその偶然を受け入れ楽しむ。
それが一人旅を楽しむコツかもしれない。

こんなことあるんだな。

屋久島でキャリアが壊れ、鹿児島市で迷いながら、立ち寄った自転車屋で、知り合った方の家で泊まらせてもらってます。

ありがとうございます。
お子さんが僕に興味津々で(笑)

2009年7月5日日曜日

エコの木

誰かが『地球を守ろう』と言い出した。
最初は一人だけだった。
しばらくすると、人が集まって来た。その人だかりは徐々に増えていった。
エコの木にはいろんな人が集まった。
ついに、エゴイスト達がエコの木の蜜に群がり始めた。

ここ日本ではエコの安売りが始まった。
なんでも『エコ○○○』
国をあげてのエコ活動が始まった。


屋久島に来て感じたことがある。
自然は地球は治癒能力が抜群に高い。
人間の感覚では長くても100年先のことしか考えれないだろう。
自然や地球は人の尺度で計るには少々スケールがデカすぎる。

エコは人間のエゴではないか?
人間の営みも一つの自然ではないか?
自然をどうにかしようとするのは人間のおごりではないか?

人間の営みもまた地球の活動の一つではないか?


そんなことを自問自答しながら、島を周り、山を登った。


確信した
僕はエコキャンペーンがあまり好きではない。

それが当たり前になってしまうまでの辛抱だ。

確信した。
自然はデカい。
人間は小さい。


自分に出来ることは小さな一つ一つを積み重ねることだけしかない。

2009年7月4日土曜日

注意

紀元杉付近ではゴリラが出ます。
注意してください。


※縄文杉を目指してたけど、昨日の屋久島一周で膝を傷めたためバスでおもしろそうなとこ行くことにしました。

2009年7月3日金曜日

自分で進むこと。

今日は屋久島一周。
100キロ位の道のり。
車なら2、3時間で回れるし、観光名所もゆっくり寄れて盛り沢山。

それをあえて、自分の足で体で力で進むことはとても大切。
まあ、自転車の力を大いに借りてますが…。(笑)


観光名所で止まってられないけど、動物はあまり逃げないし、小さな発見あるし、小さな出会いもあるし、自然を感じることが出来る。

到着した時の達成感も大きい。

毎日、目的地を決めて、そこまで進む。そうしたらここまで来れた。
これはすごく大切なことのような気がする。


小さな出会い1
昨日鹿児島で立ち寄った店の兄ちゃんと話してたら、なんとその兄ちゃん屋久島出身。
少し屋久島の知識を聞き『お互い頑張ろう』ってお別れをした。

小さな出会い2・3
今日立ち寄った温泉で話したおっちゃん二人。
一人は元陸上選手(実業団)で、大会も優勝したりしてたらしい。現在68歳。のんびりした人だったけど、話せて良かった。

もう一人は肌がこんがり小麦色に焼けたおっちゃん(この人はお兄ちゃんとも言えるな)。
『日本も良いけど、今のうちに外国に行きなよ。僕が昔行ったシルクロードをすすめるよ!比較することが出来ると何が大切かわかるよ!』


この二人に共通するのは魅力的な目だな。話していると引き込まれる。


また会いたいな。

小さな出会い4
通り過ぎる車、散策中のツアー客。よほど珍しいのか、頑張れ〜って声かけてくれる。嬉しいよ!本当に。


※写真1 湧き水(柔らかな味)※写真2 立ち寄った温泉(この温泉には脱衣場もなく、真ん中の板で男女区切られているだけなのだ。囲いもほとんどない男の夢の温泉の一つだろう。日本国内ではなかなか青空の真下で裸になって良い場所はないからね笑。)

折り返し地点。



7時のフェリーに乗ってゆっくり屋久島へ行ってきます。
自分の中で沖縄でもなく、佐多岬でもなく『屋久島』が折り返し地点。


ここまでは見つめ直す旅。
良い区切りを見つけて島を出よう。


友達からいただいた素敵な言葉。


『Have a good trip!』

2009年7月2日木曜日

明日から俺の憧れの地

屋久島です。
早朝のフェリーだから寝なきゃいけないのに。。。。
ワクワクして寝れません。。。。

2,3日泊まってきます。
チャリで一周。
翌日は歩いて巡ろうかと思ってます。

うわーーーー!!

2009年7月1日水曜日

言葉使いと感情

先日。
言ってしまった。
前を走る車が路上駐車しようとして、うまく出来ずに停車した。

抜けるスペースがなく言ってしまった。

『どけ!』

口に出た。


その後、猛省。
人を攻めたり罵るよりも、人を守り、元気づけるような言葉を使うようにしなければいけない。


※桃はやっぱりうまい!

つぶやき。